実は知らない?カヌーの歴史は6000年以上

実は知らない?カヌーの歴史は6000年以上

今ではスポーツ競技や夏場のレジャーとしても人気の高いカヌーですが、その歴史はどのように始まったのでしょうか。こちらでは、カヌーにまつわる歴史を紐解いていきます。

カヌーの始まり

カヌーの始まり

カヌーは、人々が生活する中で古くから使われていた道具です。現在確認されている中で最も古いカヌーは、6000年以上前のユーフラテス川畔にあるシュメール人の王墓の中に残されていたものと言われています。最近の研究では、同時期に極東アジアの北極圏や北米、南米など様々な地域でカヌーが使用されていたという報告もあるようです。

しかし、起源についてはよく分かっていないことが多く、エジプト、中央アジア、東南アジア、オセアニア地域が起源ではないかと言われていて、日本へは南方から伝わったとされています。

レジャーやスポーツにも使われるカヌー

レジャーやスポーツにも使われるカヌー

レジャーやスポーツとしてカヌーが使用されるようになったのは、19世紀中頃、イギリスを中心としてヨーロッパに広まったのが始まりと言われています。このきっかけを作ったのが、ジョン・マッグレガーという人物です。1865年、ジョン・マッグレガーは自分で作ったカヤックでヨーロッパ各地の川をまわり、その体験を綴った著書を発表しました。この著書が人気を博し、レジャーやスポーツとしてカヌーが使用されるようになったと言われています。

その後、1924年にデンマークのコペンハーゲンで国際カヌー連盟が設立され、1930年には初の世界選手権大会が開催されました。1936年にはオリンピックの正式種目としても採用され、その時に日本の選手団が組立式のカヤックを持ち帰ったことで、日本にもカヌー競技が知られるようになります。

スポーツ競技としてのカヌーがさらに普及するきっかけとなったのは、1960年代にグラスファイバー製のカヌーが登場してからです。それから1980年代に入り、ポリエチレン製のカヌーが登場したことで、レジャーシーンにもカヌーが広まっていきました。数千年という長い歴史を経て、現在では一般の方でも手軽にカヌー体験ができるようになっています。

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